任意整理

任意整理は延滞中(滞納中)でも手続き可能?遅延損害金はどうなるの?

任意整理は延滞中

任意整理は延滞中(滞納中)でも手続き可能なのか・・・
延滞して発生した遅延損害金はどうなるのか・・・

任意整理を考える上で、こんな疑問や不安を抱えていませんか?

この記事では、任意整理は延滞中(滞納中)でも手続き可能かどうか、分かりやすく解説していきます。
他にも、長期滞納している場合の行く末と、任意整理の必要性を延滞期間別に紹介。

実際に延滞中に任意整理した人の体験談も参考になるはずです。

債務整理の相談をする司法書士や弁護士選びに役立つ情報も掲載しています。
レイクやアコムなどの消費者金融、銀行系のローン、クレジットカードや医療ローンの返済ができない状況なら必見です!

任意整理は延滞中でも手続き可能!

結論から申し上げると、延滞中(滞納中)でも任意整理できます。

一言で「延滞中」といっても、支払いが1ヶ月遅れている人や、半年、1年、長ければ5年以上という人がいます。
いずれの場合でも、任意整理をはじめ債務整理は可能です。

ただ、延滞を長く放置すればするほど不都合が生じてくるのは確かです。
「いつでも任意整理できる!」と安心せず、早めに法律家に相談すべきです。

ちなみに、借金を延滞(滞納)していても、過払い金返還請求はできます。
任意整理をすると自動的に過払い金の有無を調査してもらえますが、延滞中でも「過払い金がある」と判明すれば回収できます。

延滞中に発生した遅延損害金は任意整理でカットできる可能性大!

任意整理では、延滞中に発生した遅延損害金をカットできることが多いです。

遅延損害金とは、通常の利息とは違い借金の返済が遅れた時に発生するものです。
合法的に認められているものではありますが、利率が通常の利息より高いといった特徴があります。

一部の貸金業者は遅延損害金のカットに応じないことがありますが、ほとんどの場合は交渉には応じてくれます。
借金を延滞したまま放置していると、どんどん遅延損害金が加算されていきます。

このことから、放置するのは何のメリットもないので、返済に困ったら早めに任意整理の相談をするのがベストです。
ちなみに、消費者契約法9条2号では、遅延損害金は「年14.6パーセントを超える部分が無効になる」と定められています。

wikibooksには、消費者契約法第9条について以下のように掲載されています。

(消費者が支払う損害賠償の額を予定する条項等の無効

第9条
(前略)
二  当該消費者契約に基づき支払うべき金銭の全部又は一部を消費者が支払期日(支払回数が二以上である場合には、それぞれの支払期日。以下この号において同じ。)までに支払わない場合における損害賠償の額を予定し、又は違約金を定める条項であって、これらを合算した額が、支払期日の翌日からその支払をする日までの期間について、その日数に応じ、当該支払期日に支払うべき額から当該支払期日に支払うべき額のうち既に支払われた額を控除した額に年十四・六パーセントの割合を乗じて計算した額を超えるもの 当該超える部分

引用:wikibooks
「消費者契約法第9条 条文」
https://ja.m.wikibooks.org/wiki/%E6%B6%88%E8%B2%BB%E8%80%85%E5%A5%91%E7%B4%84%E6%B3%95%E7%AC%AC9%E6%9D%A1
(参照日 2019-05-24)

1ヶ月程度の延滞中に任意整理した場合どうなる?

1ヶ月程度の延滞中に任意整理する場合、既に債権者から電話や書面での督促が少し厳しくなり始めている段階でしょう。

具体的に「○日までに払います」と告げない限り、小まめに支払い状況を電話で連絡してくるように迫られることが多いです。
延滞1ヶ月レベルになると、債権者の対応も変わってきますからね。

しかし、任意整理するとすぐに督促が止まり、遅延損害金を払うことなく将来利息カットで分割払いになることが多いです。

半年程度の延滞中に任意整理した場合どうなる?

半年程度の延滞中に任意整理する場合、その頃には債権者の対応は更に厳しくなっているでしょう。

督促の封書の他にも、「一括請求」という言葉が含まれる書面も届くようになります。
クレジットカード会社によっては、債権回収業者に債権譲度したり、裁判所に訴えを起こすケースもあります。
ここまで延滞してしまうと、遅延損害金もかなり膨らんでいるはず。

でも、任意整理をすると将来利息がカットされるだけではなく、遅延損害金が全額カットor大幅カットされることが多いです。

半年程度の延滞中に任意整理した人の体験談

では、実際に半年程度の延滞中に任意整理した人の体験談を要約して紹介します。

延滞を5ヶ月もしていたが、電話や封書は現実逃避をするかのように見てみないフリをしていた。
当然、督促が止まることはなく、頻繁に電話がかかってくるようになった。
ある日、一通の赤い封書がきて何やらいつもとは違う雰囲気・・・。
恐る恐る開くと「一括請求」だとか、「法的手段もやむを得ない」といった言葉が書かれている。
すぐに弁護士に任意整理を依頼。
その結果、法的手段をとられることなく、その業者の借金は遅延損害金を含めて56万以上あったが50万円に減額となった。

消費者金融4社から140万円借りて自転車操業となり、騙し騙し過ごしていた。
しかし、給料の減給と共に生活はパンク。
遂には返済できなくなり、4ヶ月も滞納。
任意整理をしようと思った理由は、取り立てが酷くて精神的に病んでいったからだ。
いわゆる債権回収部に管轄が移され電話でやり取りしていたのだが、タメ口は当たり前。
威圧的な言葉を浴びせられることに耐えられなくなった。
電話をする度に苦痛で吐き気と腹痛を起こし、奴らは脅し文句のように「一括請求」という言葉をチラつかせてくる。
「自分ではどうしようもできない」と思い司法書士に相談。
依頼した途端、取立ての電話や郵便物はパタリと無くなった。
無事に和解し、遅延損害金と将来利息がカットされ、毎月の返済額が35,000円から20,000円になった。

 

1~4年程度の延滞中に任意整理した場合どうなる?

1~4年レベルの延滞中に任意整理する場合は、1日も早く法律家に相談した方が良いでしょう。

債権回収業者、または法律事務所にほぼ確実に債権が移っていますので適切な対処が必要。

しかし、督促は1ヶ月に1回程度と頻度は減少するケースが多いため油断しがち。

そこで、「厳しい督促もないし、このまま返済しなくても大丈夫そう!」なんて思ってしまうのは大きな間違いです。

なぜなら、相手は債権回収のプロだから。
ある日突然、訴状が届くことも珍しくありません。
そして、債権回収会社や法律事務所に債権が移った時点で、時効援用の希望はなくなったと思ってください。

※時効の援用については次のメニューで説明します。

ここまで延滞すると、遅延損害金が元金並みになっていることも珍しくありません。

でも、慌てて自分で電話をすれば債権回収業者の思うツボ。
あの手この手を使い、これまで以上にキツい返済計画を突き付けてくるでしょう。
自分で電話をする前に司法書士や弁護士に相談した方が、状況が複雑化せずに済みます。

債権回収業者が回収のプロなら、こちらは「交渉のプロ」である司法書士や弁護士に力を借りましょう。

あなたの経済状況が良くないなら、遅延損害金が全額カットされることもあります。
一般的には最長5年で返済することが可能になるので、完済を現実的に考えれるでしょう。

1~4年程度の延滞中に任意整理した人の体験談

1~4年程度の延滞中に任意整理した人の体験談を見てみましょう。

最初は督促や請求がとても多かったが、無視して1年を過ぎた頃には段々と督促がなくなっていった。
しかし、4年目のある日に裁判所に訴えを起こされた。
借金が48万円なのに、利息と遅延損害金が37万円!?
更に、総額85万円を一括で支払えという内容に驚愕した。
評判が良い弁護士を探して速攻で依頼。
利息だけではなく遅延損害金も半分以上カットされ、5年で完済する形で和解となった。
裁判は取り下げになり、会社にバレることもなかった。

クレジットカード会社の借金を3年滞納し、債権回収会社から取立てを受けていた。
電話や封書での取立ては最初は怖かったが、特に自宅に直接訪問して来ることはないので放置。
ある時、裁判所からの郵便物が届いた。
中身は支払い督促ではなく「訴状」。
さすがに焦って、借金問題を多く扱っている全国対応の司法書士事務所を見つけて相談。
任意整理を依頼した結果、裁判には発展せず4ヵ月後に和解が成立。
私の収入が少ないこともあり、遅延損害金と将来利息は全額カットされ、4年で完済を目指すことになった。

 

5年以上も延滞中の借金はどうなる?

延滞から5年以上経過しているなら、時効援用が適用される可能性が高いです。
時効援用とは、5年以上借金を返済していない場合に借金を放棄する意思表示のことです。
時効援用によって意思表示をしなければ、返済義務が自然に無くなることはありません。

しかも、時効援用は慎重に行わなければ失敗に終わります。
下手に動けば、時効期間が振り出しに戻るのです。
その状態を、「時効の中断」といいます。
中断と言っても、実際には時効期間は完全にリセットされます。

つまり、またゼロからのスタート。
時効の中断にあたる事由には、くれぐれも注意しないといけません。
そして、「絶対にやってはいけないこと」があります!
それは、法律家に相談する前に「借入先に自分から連絡する」という行為。

間違っても、「私の借金は時効が到来していますか?」などと問い合わせるのは避けましょう。

あなたが真っ先にやるべきことは、法律家に相談すること。
時効援用が得意な司法書士や弁護士に相談して、アドバイスを受けるのが最善策です!

勝手な判断であなたが動いてしまった結果、「時効が振り出しに戻った」という事態は避けましょう。

延滞中の任意整理は、司法書士・弁護士選びで結果は左右する!

延滞中の任意整理は、司法書士や弁護士選びが物凄く重要です。

司法書士や弁護士の選び方次第では、借金の減額幅が変わってきます。
時効援用や任意整理(債務整理)を依頼する場合は、借金問題に慣れている法律家を選びましょう。

事務所選びに悩んだら、「借金減額診断シミュレーター」を使うと良いです。
借金問題に強い司法書士や弁護士を、時間をかけることなく簡単に探すことができます。

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まとめ

任意整理は延滞中(滞納中)

任意整理は延滞中(滞納中)でも手続きできることが分かりましたね。

記事の中でもお伝えしたように、遅延損害金の存在や利息は今後の返済の負担になってきます。

あなたがいくつもの貸金業者から借金をしていて「多重債務」の状態なら、既に利息や遅延損害金の重みを実感しているのでは?

まずは少しでも早く司法書士や弁護士に相談すべきです。
放置していても借金は膨らむばかり。
これを機に借金を減額して完済を目指しましょう!